テイラー・スウィフトは昨年、破綻した暗号資産取引所FTXとのスポンサー契約を承認していた。
2022年春、スウィフトはFTXと1億ドル(約140億円、1ドル140円換算)相当の契約について話し合い、ツアーのスポンサーになる可能性もあった。
ニューヨーク・タイムズによると、スウィフトは6カ月以上の話し合いの結果、FTXとスポンサー契約を結んだが、結局、FTXの創業者であるサム・バンクマン-フリードはこの契約から手を引いた。関係者によると、この決断はスウィフトのチームに不満と失望を与えたという。
FTXを宣伝したセレブを訴えている弁護士は以前、ポッドキャストで、スウィフトはFTXについてデューデリジェンスを行い、「これら(FTXに上場されていた暗号資産)は未登録の証券ではないと言えるのか」と質問、それがFTXとの契約を拒否することにつながったと語っていた。
この発言をもとに、スウィフトの商才を称賛する記事が複数掲載された。
テイラー・スウィフトのマネジメント会社にコメントを求めているが、まだ返答はない。
スウィフト側ではなく、FTXが契約から撤退したというニュースは、関係者の話を引用してCNBCも報じている。
※敬称略
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:テイラー・スウィフト(Shutterstock)
|原文:Taylor Swift Approved Sponsorship Deal With FTX, Despite Previous Reports: NYT