バイナンスCEO、幹部退社のニュースを一蹴

バイナンス(Binance)のチャンポン・ジャオCEOは7日朝、フォーチュンが少なくとも3人の幹部が同社を退職すると伝えたことを受けて、幹部の退社は通常のことだとツイートした。

「一部の退職者についての多くのFUD(恐怖、不確実性、疑念:fear, uncertainty and doubt)。そう、(すべての会社で)離職はある。だが『ニュース』が夢想する理由は完全に間違っている」とジャオCEOはツイート。

「マーケットと暗号資産をめぐるグローバル環境は変化し、た組織が進化し、個人的な状況が変われば、どこの会社でも離職はある」

SEC(米証券取引委員会)が複数の連邦証券法違反の容疑で同社とジャオCEOを提訴するなど、バイナンスは世界中の規制当局からの厳しい視線にさらされている。

フォーチュンは6日、最高戦略責任者(CIO)のパトリック・ヒルマン(Patrick Hillmann)氏、調査担当シニア・ディレクターのマシュー・プライス(Matthew Price)氏などをはじめとする、幹部が米司法省による調査に対するジャオCEOの対応を理由に同社を退社すると報じた。

一方、ヒルマン氏は、同社を良い条件で去ることになり、「単に次の挑戦に移る時が来ただけ」とツイートしている。

ブルームバーグも、最高事業責任者のイーボ・リン(Yibo Ling)氏が同社を去り、アメリカのスタッフは米国外への転勤かレイオフを迫られていると報じた。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ジャオCEO(CoinDesk)
|原文:Binance CEO ‘CZ’ Brushes Off News of Top Executive Departures