暗号資産市場は、裁判所がリップル社によるXRPの取引所およびアルゴリズムを使った販売は連邦証券法に違反しないとの判決を下したことで、暗号資産関連銘柄とともに広く上昇した。
CoinDeskのデータによると、ビットコイン(BTC)は3万1000ドルのレジスタンスを上抜けし、当記事執筆時点では3万1700ドルまで上昇、1年以上ぶりの高値となっている(日本時間14日7時30分時点では3万1300ドル付近)。
ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、カルダノ(ADA)など、6月のSEC(米証券取引委員会)の提訴で、未登録証券と名指しされた暗号資産も約15%上昇。XRP自体は24時間で約70%上昇し、0.80ドル。
株式では、コインベース(同じく6月に未登録証券の容疑でSECに提訴された)は24%急騰して2022年8月以来の高値、マイクロストラテジー(MSTR)は12%上昇した。
暗号資産マイニング銘柄も上昇し、マラソン・デジタル(MARA)とライオット・プラットフォームズ(RIOT)は14%、ハット・エイト・マイニング(HUT)は19%上昇。
「SECが暗号資産に対して非常に厳しいスタンスを取っているため、投資家は様子見してきた」と暗号資産インデックス・プラットフォームPhutureのグロース責任者、チャールズ・ストーリー(Charles Storry)氏は述べた。
「リップル裁判の判決は、資本がこの領域に入り始めるきっかけとなった」
コインベースは判決の直後、十分な流動性が確保され次第、XRP/USD、XRP/USDT、XRP/EURの取引を再開するとツイート。
「トレーダーは長い間、リップル裁判の判決を待ち望んでおり、常に(値動きに対する)大きな潜在的要因として議論されてきた」とParsecの創業者兼CEO、ウィル・シーハン(Will Sheehan)氏は述べた。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Bitcoin and Crypto Stocks Like Coinbase Soar as XRP Ruling Bolsters Optimism