イーサリアム(ETH)が3カ月ぶりの高値となる2000ドル超えで推移している。米裁判所が、取引所やアルゴリズムを通したリップル社によるXRP販売は投資契約にあたらないとの判決を下だしたことを受けて、市場は再び楽観を取り戻している。
イーサリアムは、アジア時間の午前中に7.4%上昇し、2010ドルとなった。SEC(米証券取引所)から有価証券と名指しされているソラナ(SOL)など、さまざまなレイヤー1トークンも2桁%の上昇を記録。当記事執筆時点、24時間でソラナは33.8%、ポリゴン(MATIC)は19.5%、カルダノ(ADA)は25%、ステラルーメン(XLM)は52%急騰した。
暗号資産市場全体のパフォーマンスを示すCoinDesk Market Index(CMI)は7.2%上昇。
ビットコイン(BTC)も1年ぶりの高値を更新し、3万1424ドルを記録。XRP(エックス・アール・ピー)は判決後に2倍近くまで上昇し、当記事執筆時点では66%上昇の78セント付近。
Coinglassのデータによると、市場の広範な上昇により、12時間で2億300万ドル相当のショートポジションが清算された。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Ether Pushes Past $2K as Ripple’s Partial Win Against SEC Invigorates Market