2023年はビットコインETFの年? 未来への“イマジネーション”が不可欠【日曜日に読みたい厳選10本】

2013年7月、キャメロン・ウィンクルボス(Cameron Winklevoss)氏とタイラー・ウィンクルボス(Tyler Winklevoss)氏がビットコインETFの申請を行った。それから11年、業界はいまだに、ビットコインETFの実現を待っている──今週公開したコラムや分析記事、インタビューなどから、日曜日に読みたい10本を厳選。

2023年はビットコインETFの年になるか?

ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)の待望の承認をめぐって、再び興奮が高まっている。今回、世界最大の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)がビットコインETFを申請したことで、暗号資産(仮想通貨)業界が初めてビットコインETFの販売を試みてからおよそ10年あまり、SEC(米証券取引委員会)はようやくビットコインETFを承認するのではないかとの期待が高まっている。…続きを読む

ビットコインETFを望むなら、それに伴う結果も受け入れなければならない

SECは、もとの提出書類に記載されていた監視共有協定(SSA:Surveillance-Sharing Agreements)について、さらに実施する取引所の名前を提出書類に記載することを求めた。SSAは、ビットコインETF発行を望む企業がビットコイン市場における詐欺や操作を検知できることをSECに示す仕組みだ。…続きを読む

[セキュリティ・トークン最前線]今後の進展は未来への“イマジネーション”が不可欠:自民党web3PT座長・平将明議員インタビュー

[セキュリティ・トークン最前線]今後の進展は未来への“イマジネーション”が不可欠:自民党web3PT座長・平将明議員インタビュー

グローバルで現実資産(RWA)のトークン化が大きな潮流となるなか、日本でも「セキュリティ・トークン(デジタル証券)」が本格化してきた。セキュリティ・トークンに特化したブランドを立ち上げた会社もある。

セキュリティ・トークンが注目されている背景、日本の投資環境、セキュリティ・トークンへの期待などを年間特集企画「セキュリティ・トークン最前線」の第一弾インタビューとして、自民党デジタル社会推進本部web3プロジェクトチーム(PT)で座長を務める平将明議員に聞いた。…続きを読む

Web3ゲームはいつ来るのか?──マスアダプション、海外からの注目、ステーブルコイン…。日本のWeb3ゲームの今と未来を語り尽くした1時間

Web3ゲームはいつ来るのか?──マスアダプション、海外からの注目、ステーブルコイン…。日本のWeb3ゲームの今と未来を語り尽くした1時間

「クリプト・ウィンター」を感じさせない熱い3日間のなかで、Web3ゲームプラットフォーム「YGG Japan」は、Web3ゲーム体験ブース「Game Zone SHAKE!」を設置。Web3のマスアダプションを切り開くと期待されるさまざまなWeb3ゲームをアピールするとともに、Wen3ゲームに特化したピッチコンテスト「SHAKE! KYOTO」を開催。10社のファイナリストが5分間のプレゼンを繰り広げた。なお優秀作品には今後、YGG JAPANによるサポートが提供され、Web3ゲーム、そしてWeb3のマスアダプションの一翼を担うことになる。…続きを読む

イーロンへ、ツイッターの決済システムに暗号資産やブロックチェーンは不要

イーロンへ、ツイッターの決済システムに暗号資産やブロックチェーンは不要

あなたも聞いたことがあるだろう。アメリカに来た移民たちは故郷の家族に送金する必要があるが、国境を越えた支払いは恐ろしいほど遅く、処理に何日もかかる。幸運なことに、ブロックチェーン、ステーブルコイン、中央銀行デジタル通貨(CBDC)のような革命的な新技術がそうしたシステムをスピードアップしようとしている、あるいは推進派はそう語っていると。

イーロン・マスク氏も、この議論に加わっている。…続きを読む

銀行危機を3回経験した人物が語る、トークン化資産が安全な理由

レバノン人の両親のもとギリシャで生まれ育ち、現在はキプロスに住んでいる私は、キプロスの銀行のリスク・ガバナンスの失敗(2013年)、1日20ユーロに制限された2016年のギリシャの資本規制、レバノンのハイパーインフレとドル預金がレバノン・ドル、いわゆる「ロラー(Lollar)」に変わったことによる価値喪失を経験してきた。こうした危機はどれも予測されてはいなかった。…続きを読む

ビットコインめぐるブラックロックCEOの翻意、歓迎と懐疑を引き起こす

ビットコインめぐるブラックロックCEOの翻意、歓迎と懐疑を引き起こす

フィンクCEOが見方を変えたことで、同業の幹部らが暗号資産を受け入れやすくなる可能性もあるが、一部の専門家は、同CEOが好む金融商品である上場投資信託(ETF)は、デジタル資産の本来の理想とは全く異なり、業界を間違った方向に押し進める可能性がある投資手段だと警告している。…続きを読む

ブラックロックCEOの心変わりは顧客のおかげ

米連邦公開市場委員会(FOMC)が6月の議事要旨を発表したのと同じ日、世界最大の資産運用会社のCEOがテレビに出演し、ビットコインがいかにして「金融に革命を起こす可能性があるか」について語った。

この文章は不思議なことに、私のタイプミスではない。…続きを読む

「Threads」はリブラとメタの二の舞い

「Threads」はリブラとメタの二の舞い

Web2最大のプラットフォームの創業者でありCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が、暗号資産(仮想通貨)の世界での開発にもっと時間を費やしていたいと願っていることは、もうずいぶん前から周知の事実だ。そしてサッカーバーグ氏は今度は、メタ(Meta)が手がけるツイッターのような新しいソーシャルメディアアプリ「Threads」で、またそれに取り組んでいる。Threadsは、分散化の魅力を活用したアプリだ。…続きを読む

ニューヨークが香港から学べること

Web3企業がニューヨークを去っている。アメリカ政界がWeb3業界を規制するために最近取っている、けんか腰のアプローチが原因だ。規制当局がニューヨークのリーダーたちの意向を無視したために、他の主要な金融ハブと比較したときのニューヨークのグローバルな重要性が低下している。だが、中国と香港が、現状を変えても良いことを教えてくれている。…続きを読む

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock