イギリスのデータ保護機関である情報コミッショナーオフィス(ICO)は、OpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)CEOのプロジェクトであるワールドコイン(Worldcoin)を調査する予定だ。
ICOの広報担当者は米CoinDeskに対し、「イギリスでのワールドコインの立ち上げに注目しており、さらなる調査を行う予定だ」と語った。 「個人データを処理するための明確な法的根拠が必要だ。同意に依存している場合、同意は自由に与えられ、不利益を被ることなく撤回できる必要がある」。
7月24日にローンチされたワールドコインは、自らを、所有者が人間であることを証明するのに役立つデジタルパスポートだと説明している。 このプロジェクトにはベータ版の立ち上げからすでに200万人のユーザーがいる。
ワールドコイン財団は厳格なプライバシーガイドラインを遵守しており、「遵守を確実にするために地域の法律や規制を継続的に評価している」と同社の広報担当者は述べた。 「GDPRに関して、ワールドコインはヨーロッパの一般データ保護規則を含む、生体認証データの収集とデータ転送を管理するすべての法律と規制に完全に準拠している」。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:虹彩スキャンに基づいて暗号IDを作成するWorldcoinのカスタム・ハードウェア、Orbの内部。(Worldcoin)
|原文:UK Information Commission to Make Inquiries About Worldcoin