まもなくローンチされる柴犬コイン(SHIB)ベースのレイヤー2ブロックチェーン「シバリウム(Shibarium)」とイーサリアムの間のブリッジが公開テストのために稼働しており、ユーザーは2つのネットワーク間でトークンを転送することができると開発者は7月28日に述べた。
開発責任者のShytoshi Kusama氏によれば、このブリッジは当初、ユーザーがテストネットのイーサリアム(ETH)を来月運用開始予定のシバリウムに送金できるようにする。送金には最大30分かかる見込みで、28日の時点ではリアルアセットはサポートされていない。
🔥 Shibarium Beta Bridge has gone live for public testing! 🎉
— 𝐋𝐔𝐂𝐈𝐄 (@LucieSHIB) July 26, 2023
Be among the first to try out this revolutionary cross-chain solution.
Remember, always exercise caution and verify authenticity before connecting your wallet to any website.
PLEASE DO NOT USE YOUR REAL ASSETS!… pic.twitter.com/7yfhX8gQc6
「レイヤー2」とは、レイヤー1プロトコルの上に構築された一連のオフチェーンシステム(独立したブロックチェーン)のことで、スケーリングとデータのボトルネックを軽減する。複数のオフチェーン・トランザクションを1つのレイヤー1トランザクションに束ねることで、データ負荷と手数料を軽減することができる。
トークン保有者によって運営・管理される分散型自律組織(DAO)であるDoggyDAOも、シバリウムの稼動と同時に運営を開始し、ブロックチェーン上で構築されるプロジェクトに資金を提供するために使用される。
テストネットでは過去数カ月間、有意義な活動が見られ、7月の時点で推定1600万ウォレットから2700万トランザクションがあり、ネットワークに対する活発な需要を示している。
開発者は以前、特にNFT(非代替性トークン)が今後数年で過熱すると予想されることから、シバリウムはメタバースとゲームアプリケーションに重点を置くと述べていた。
当初はミームコインだった柴犬コイン(SHIB)だが、シバリウムの立ち上げによって本格的なブロックチェーン候補になりつつある。
このレイヤー2ネットワークは、ブロックチェーン上に構築されたアプリケーションにSHIBのほか、LEASH(首輪)、BONE(骨)、TREAT(おやつ)といったトークンを利用する予定で、需要が高まるにつれてこれらのトークンの価格が上昇する可能性がある。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Shibarium Blockchain’s Ethereum Bridge Goes Live for Testing as SHIB Tries to Shed Meme Coin Tag