柴犬コインに資金流入、ビットコインにはネガティブな動きか

ビットコイン(BTC)への警戒感から、投資家は再びミームコインの代表とも言える、柴犬コイン(SHIB)に資金を投入している。

暗号資産取引所バイナンス(Binance)での柴犬コイン先物の建玉は今月2倍以上の1億165万ドル(約142億円、1ドル140円換算)に達し、2月3日以来の高水準を記録した。

時価総額も約32%上昇して、65.8億ドル(約9200億円)に達した。間近に迫ったレイヤー2のローンチにより、ミームコインという見方はもうなくなるのではないかとの楽観論が広がっている。

ビットコインにはネガティブか

時価総額と建玉の増加は、柴犬コインに新たな資金が流入していることを示している。こうした動きは歴史的に、時価総額No.1の暗号資産であるビットコインの低迷を予兆してきた。

柴犬コインの建玉は少なくとも7回、1億ドルの大台を超えている。過去6回は、その局面でのビットコインの天井を示すものだった。

この値動きは、ディフェンシブ銘柄に比べてミーム銘柄が大きく上昇することが、市場全体の逆行指標と見なされる株式市場一致している。米CoinDeskのデータによると、ビットコインは柴犬コイン上昇するなか、今月は3万ドル付近で横ばいが続いている。

とはいえ、過去の値動きは将来の結果を保証するものではなく、ビットコインは上昇トレンドを再開すると予想するアナリストもいる。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Atsuko Sato
|原文:A Bitcoin Warning Signal Blares From Surging Interest in Shiba Inu