バイナンス、暗号資産決済サービスを終了へ──主力商品に再注力

暗号資産(仮想通貨)取引大手バイナンス(Binance)は、以前はビフィニティ(Bifinity)として知られていた暗号資産決済サービス「バイナンス・コネクト(Binance Connect)」を8月16日に終了させると発表した。2022年3月に立ち上げられたサービスだったが、わずか1年のうちに終了することになった。

バイナンスによると、主要商品と長期的な目標に改めて集中することが終了の狙いだという。

バイナンスの広報担当者はCoinDeskに対し、「製品とサービスを定期的に見直し、長期戦略に沿った中核的な取り組みにリソースを集中し続けられるようにしている。過去6年間で、バイナンスは取引所から複数の事業分野を擁するグローバルなブロックチェーンエコシステムへと成長した。我々は市場とユーザーニーズの変化に応じて、常にビジネスアプローチを適応させ、修正している」と説明した。

バイナンスは当時、加盟店が暗号資産での支払いを受け取れるようにするバイナンス・コネクトは、企業の「暗号資産対応」を支援する目的で立ち上げられたと述べていた。このサービスは、50の暗号資産と、ビザ(Visa)やマスターカード(Mastercard)などの主要な支払い方法に対応していた。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Nikhilesh De/CoinDesk
|原文:Binance to Shut Down Crypto Payments Service Amid Refocus On Core Products