本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
サマリー
総合評点は前回同様2.8。先週、上昇フラッグ完成、ゴールデンクロスと停滞期からの脱出を示唆する指標が出たが、ダマしに終わり、あと一歩だったヘッドアンドショルダーや三役好転も未完成。結局、相場の方向性は出ていない。
パターン分析
下降チャネルを上抜けたが、ヘッドアンドショルダーは完成せず。6月の上昇の半値押しでサポートされたが、その半値戻しで押し返された格好。何とか下降チャネルのレジスタンスがサポートとなっている。は失敗。先週、「低迷期を脱した印象だが、まだ確信は持てない」としたが、まだ何とも言えない状況が続いている。
評点:3
移動平均線
ゴールデンクロスが発生、直後に上昇したが、その後は両線とも横ばいで方向感出ていない。
評点:3
一目均衡表
雲の上に出れば三役好転の買いサインが点灯するところだったが、結局、雲の上限に上値を押さえられた格好。
評点3
ボリンジャーバンド
先週「バンドの中央に戻して来るイメージ」と申し上げたが、その中央に戻ってきて、更に方向感が無くなった。スクィーズも継続。
評点:3
MACD
ゴールデンクロスから10日経過、今度はデッドクロス目前。
評点:2
RSI
50近辺で方向感なし。
評点:3
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|編集:coindesk JAPAN
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