- この決定はソーシャルメディアの投稿で発表されたが、その理由は明らかにされていない。
- バイナンスは、影響を受けるのは当該地域のユーザーの1%未満だとしている。
バイナンス(Binance)のカスタマーサポートチームは8月24日、ラテンアメリカと中東で暗号資産(仮想通貨)を利用したデビットカードを廃止するとX(旧Twitter)に投稿した。
カードサービスは中東では8月25日に、ラテンアメリカでは9月21日に終了すると、バイナンスは電子メールで米CoinDeskに伝えた。同取引所はこの決定の理由を明らかにしなかったが、影響を受けるのはこれらの地域のユーザーの1%未満だとしている。
このデビットカードは、銀行が発行するデビットカードと同じように、店舗やオンライン上で暗号資産を使って取引を行うことができる。このカードはラテンアメリカでは利用できるようになってから1年も経っていない。当該地域で2番目に大きな国であるアルゼンチンでは昨年8月に、最大の国であるブラジルでは今年1月に導入された。
この動きは、加盟店が暗号資産での支払いを受け入れることを可能にしていた決済サービス「バイナンス・コネクト」を廃止したことに続くものだ。 同取引所は今月初め、主力商品に注力するためにこの決定を下したと発表していた。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Binance to Withdraw Debit Card in Latin America, Middle East