8月30日のリリースによると、新規コイン公開(ICO)で40億ドルを調達したブロックチェーンであるEOSネットワークの復活物語は、初期にはほとんど目立った成果が見られなかったが、ネイティブトークンのEOSが日本の暗号資産(仮想通貨)取引所での取引が承認され、急速に形を整えつつある 。
EOSは、投資家の保護に努める日本国内の暗号資産取引所の自主規制団体である日本暗号資産取引業協会(JVCEA)からホワイトリストの承認を得た。
このトークンは日本の規制された取引所で日本円で取引できるようになった。 これは、この国の取引所で提供されているビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、モナコイン(MONA)などの選ばれた少数のトークンに仲間入りしたことを意味する。 EOSは9月中旬に、日本の金融庁(FSA)によって認可および規制されている主要な暗号資産取引所であるビットトレード(BitTrade)で取引が始まる。
資金決済法に基づき、JVCEAとFSAは暗号資産提供者を厳しく監視し、規制しており、新しいトークンのリストに入るには徹底的な事前審査プロセスが必要だ。
「JVCEAと規制当局の承認を確保できたことは、EOSにとって記念碑的な成果であり、コンプライアンスに対する当社の確固たる取り組みを裏付けるものである」とイオス財団(EOS Foundation)のCEOであるイブ・ラ・ローズ(Yves La Rose)氏は米CoinDeskへのコメントの中で述べた。 「この画期的な承認は、日本市場におけるEOSの新たな可能性をもたらし、特にゲーム業界において、堅牢なブロックチェーンソリューションを求める目の肥えた企業や開発者とのより強いつながりを促進するだろう」。
この承認は、EOSを基盤とするプロジェクトへの助成金を支給しようとする中で行われた。4月、イオス・ネットワーク・ベンチャーズ(EOS Network Ventures)はネットワーク上のアプリケーションやゲーム製品の開発に2000万ドルの資金を投入した。この動きでEOS上に構築されたプロジェクトのロックされた価値が急上昇し、発展途上のDeFiエコシステムを後押しするのに役立った。
このニュースを受けて、EOSは10%近く急騰し、64セントになった。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:EOS Network’s Token Receives Trading Approval in Japan, EOS Surges Nearly 10%