アジアの富裕層がターゲット──1億ドルのファンド、アルトコインに分散投資

シンガポールを拠点とする暗号資産(仮想通貨)金融サービス企業ハッシュキー・キャピタル(HashKey Capital)が香港の規制のもとで組成したファンドは、資産の大部分をアルトコインに投資する。ロイターが9月1日に伝えた。

記事によると、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の2大暗号資産は半分以下で、比較的時価総額の小さな暗号資産に投資を分散させるとポートフォリオ・マネージャーのJupiter Zheng氏は語ったという。

また、1日にスタートしたこのファンドは、富裕層の個人投資家と、そうした人たちにサービスを提供する投資企業をターゲットにしているとZheng氏は述べた。

ハッシュキーは、1億ドルの資金を集め、暗号資産に投資することを目的としたこのファンドを1カ月前に発表。香港が暗号資産の規制フレームワークを構築し、グローバルな暗号資産ハブとして再浮上していることが背景にある。

ハッシュキーにコメントを求めているが、返答はまだない。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:香港(Shutterstock)
|原文:HashKey Capital’s $100M Digital Asset Fund to Invest Significantly in Altcoins: Reuters