メタバースとゲームのベンチャーキャピタル会社であるアニモカブランズ(Animoca Brands)は、「Mocaverse」プロジェクトを推進するために、他の著名なWeb3投資家グループから2000万ドル(約29億円、1ドル=145円換算)を調達した。
この投資は香港のベンチャーキャピタルグループのCMCCグローバル(CMCC Global)が主導し、Kingsway Capital、Liberty City Ventures、GameFi Venturesからの出資も含まれていると香港に拠点を置くアニモカは9月11日に発表した。共同創業者兼会長のヤット・シウ(Yat Siu)氏も個人的な立場で参加している。
アニモカブランズは近年、NFT、ブロックチェーンゲーム、メタバース関連企業への主要な投資家の一員であり、シンガポールの国営投資ファンド、テマセク・ホールディングス(Temasek Holdings)などの支援を受けている。アニモカの目的は、ユーザーがゲームやその他のエンターテインメント製品を構築するためのWeb3ネイティブツールを提供することだ。そのような開発中の製品の1つがMoca IDで、これは、ユーザーがMocaverseのエコシステムに参加するためにオンチェーンIDを作成できるように設計されたNFTコレクションだ。
この増資は、1株約4.50豪ドル(約423円、1豪ドル=94円換算)の将来株式取得略式契約スキーム(Simple Agreements for Future Equity:SAFE)によって行われ、この株は6カ月後に普通株に自動的に転換される。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:アニモカ・ブランズの共同創業者兼会長のヤット・シウ氏(Shutterstock/CoinDesk)
|原文:Animoca Brands Raises $20M for Metaverse Project Mocaverse
※編集部より:当初、社名表記を誤っておりました。お詫びして訂正いたします。