本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
サマリー
総合評点は前回同様4,2。1か月ぶりのゴールデンクロス・三役逆転消滅と相場の反転を示すサインが続出。8月半ばの急落以降の弱気相場からの脱却した印象。パターンでも半値戻しをクリア、410万円の全値戻しに向けて視界良好。逆に、その辺りが強めのレジスタンスとなる。
パターン分析
370~410万円のレンジの下限を一時割ったものの切り返し、8月からの下落の半値戻しをクリア。「半値戻しは全値戻し」に向かって上値余地を探る展開が予想される。前回高値の410万円は7月からの下落の半値戻しの水準とも重なり強めのレジスタンスで、上値の目途となる。
評点:5
移動平均線
デッドクロスから1か月近く経過、ようやくゴールデンクロス発生。しばらくもみ合った200日移動平均線にもサポートされた格好。
評点:5
一目均衡表
遅行線がローソク足を上回り、1か月近く続いた三役逆転の売りサイン消滅。しばらくは400万円近くにある雲の下限がレジスタンスとなりそうだが、390万円近くに下がって来る9月20日頃が雲の中に戻るチャンス。
評点4
ボリンジャーバンド
バンドがエクスパンション、トレンド発生したかに見えたが、結局、下向きのトレンドは出ず仕舞い。逆に、上向きのトレンドが出た様にも見えたが、足元ではバンドは縮小気味。
評点:3
MACD
ゴールデンクロス継続、両線とも上向きかつ乖離幅も拡大傾向。
評点:5
RSI
60台だがまだ買われ過ぎには至らず。
評点:3
評点
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|編集:coindesk JAPAN
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