1年の最後の四半期(10-12月期)は歴史的にビットコイン(BTC)のパフォーマンスが最も高く、過去9年の平均リターンは35%を超えていると暗号資産(仮想通貨)サービスプロバイダーのマトリックスポート(Matrixport)は9月20日、レポートに記した。
「歴史を参考にすれば、ビットコインは年末までに3万7000ドルに達する可能性がある」とリサーチ責任者のマーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏。
10月は特に好調で、過去9年のうち7年でビットコインのリターンはプラスになり、平均リターンは20%にのぼる。
マトリックスポートのテクニカル分析によると、ビットコインには新たなブレイクアウトサインが見られるという。このサインが現れた後の過去10回のビットコイン価格は、短期間で平均9%以上上昇している。
10月に上昇のきっかけとなり得るもう1つのイベントは、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の申請が2回目の期限を迎えること。米証券取引委員会(SEC)は、ETFを承認するかどうかの決定を発表するか、決定を延期しなければならないとレポートは述べた。
SECは8月、ビットコインETF申請を承認するかどうかの決定を10月まで延期すると発表している。
ビットコインは当記事執筆時点、2万7060ドル前後で推移している。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:過去1年のビットコイン価格推移(CoinDesk)
|原文:Bitcoin Price May Boom in October, Could Hit $37K by Year-End: Matrixport