ビットコイン、ETF承認の誤報で3万ドルまで上昇して下落──Xで誤報が拡散

ビットコイン(BTC)は、X(旧ツイッター)に、現物(スポット)ETF承認の誤情報が投稿されたことで2万7900ドルから3万ドルまで急騰、1時間で約1億ドル(約150億円、1ドル150円換算)の清算につながった。

投稿は約30分後に削除されたが、価格に大きな影響を与えた。ビットコインはその後、アナリストなどからの懐疑的な見解を受けて2万8000ドルまで下落。ブラックロック(BlackRock)はCoinDeskに対して、情報は誤りと述べた。

CoinGlassのデータによると、3万ドルへの上場で、8100万ドル相当のショートポジションが、価格調整中に3100万ドル相当のロングポジションが清算された。

SEC(米証券取引委員会)のウェブサイトには、ビットコイン現物ETFの承認を伝える情報はない。ブルームバーグも、ブラックロックの申請はまだ審査中と報じている。

ブラックロックのビットコインETFに関する不正確な情報の拡散につながったツイートをお詫びいたします。

先週、SECはグレイスケールとの裁判について控訴しないと報じられ、グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)のETF転換の可能性は高まったと見られている。ビットコインはアジア時間16日朝に4%上昇していた。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN
|画像:TradingView
|原文:Bitcoin Jumps to $30K, Then Dumps, as False Spot ETF Approval Report Circulates