本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
サマリー
総合評点は4.2。前回「半値押し、200日移動平均線、一目の雲の上限と重要なサポートに差し掛かって」おり「ここでサポートされれば、再び全値戻し、年初来高値を目指す展開が見えてくる」と申し上げたが、ETF承認誤報時の高値448万円と年初来高値455万円の2つの全値戻しが見えて来ている。
パターン分析
前回「岐路」と指摘した「9月安値と10月高値の半値押しでサポート」され急伸。前回高値も更新し上昇トレンドが鮮明となった。今度はその時の安値396万円とETF承認誤報騒動で付けた高値448万円との半値押し水準でサポートされ反発。前回高値および年初来高値455万円への全値戻しが見えてきた。
評点:5
移動平均線
ゴールデンクロス発生から1ヵ月以上経過。一旦下向きに転じた9MAが上向きに転じ実質的にゴールデンクロスに近い形。200MAにもきれいにサポートされている。
評点:4
一目均衡表
雲の上限に何とかサポートされ大きく反発。一時消滅した3役好転も復活。
評点5
ボリンジャーバンド
微妙にバンドが拡大しようとしている様にも見える。ローソク足はバンドの上限に貼りついており、確信は持てないがバンドウォークの強気相場が到来した可能性がある。
評点:4
MACD
ゴールデンクロス発生、両線とも上向き。
評点:5
RSI
70台で買われ過ぎゾーンに入った。
評点:2
評点
※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測を行うものではありません。
※発信された情報に将来の予想が含まれることがありますが、発信者個人の見解であり、またその正確性、信頼性を保証するものではありません。投資の最終判断は、ご自身で行っていただきますようお願いいたします。