10月24日にビットコイン（BTC）が一時3万5000ドルを超えたことをきっかけに市場全体が回復し、ミームコイン・トレーダーのリスクオン心理が再び活性化した可能性がある。
イーサリアムのガス代は同期間に9グワイから45グワイ超に急騰し、強いブロック需要を示した。グワイはイーサリアム（ETH）の10億分の1に相当する小さな単位だ。
ガス代とは、イーサリアムユーザーが自分のトランザクションがネットワークバリデーターによって最も早いブロックに含まれるようにするために支払う手数料のことだ。バリデーターは、先着順ではなく、最も高い手数料を支払うトランザクションを早いブロックに含めるようインセンティブを与えられている。
ぺぺコイン（PEPE）のような今年人気のミームコインのいくつかは、同期間に40％も急上昇し、オンチェーン取引の熱狂の兆しを見せた。他にも、HarryPotterObamaSonic10Inu（BITCOINのティッカーで取引されている）は39%上昇し、SPX6900（SPX）は25%も跳ね上がった。
これらのトークンのティッカーはビットコインとアメリカの株価指数S&P500を模倣しているが、時価総額は合わせて1億2000万ドル（約180億円、1ドル＝150円換算）を超えており、暗号資産（仮想通貨）市場でジョークが持つ強い吸引力を示している。
歴史的に、不真面目な暗号資産投機マニアの台頭は、ビットコインの主要な弱気反転を予兆してきた。ビットコインは、アメリカで提案されているスポットビットコイン上場投資信託（ETF）申請における有利な展開を背景に、10月24日の欧州時間午前中には3万4000ドル以上に位置している。
｜翻訳：CoinDesk JAPAN
｜編集：井上俊彦
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｜原文：Ethereum Fees Spike as Meme Coin Frenzy Returns; PEPE, BITCOIN, SPX Pop 40%
