本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.8。前回指摘した「ETF承認誤報時の高値448万円と年初来高値455万円の2つの全値戻し」を達成、そこからさらに加速し、ほぼ倍戻し水準に達している。トレンド系の買いサインが点灯中だが、その分の上昇を終えた可能性もあり、勢いは感じられない。オシレーター系では強い買われ過ぎサインが点灯し始めている。
パターン分析
前回「年初来高値455万円への全値戻しが見えてきた」と申し上げたが、全値戻しをクリアすると急騰。差し当たってのレジスタンスは7月から9月の下げ幅の倍返しとなる545万円。既に527万円と相応の水準まで上昇しているが、まだ若干上値余地はありそうだ。
評点:4
移動平均線
実質的にゴールデンクロスに近い形となってから両線とも上向き。200MAにサポートされ、クリアに上放たれている。
評点:5
一目均衡表
3役好転も継続。
評点5
ボリンジャーバンド
前回「バンドウォークの強気相場が到来した可能性」を指摘したが、見事にバンドウォーク発生、バンドも拡大し、強いトレンドが出た。ただ、下のバンドがやや縮小方向に転じつつあり、横ばいに転じる前兆が見られる。
評点:4
MACD
ゴールデンクロス発生、両線とも上向きだが、両線の乖離幅が縮小気味で、ピークアウトの兆しも見られる。
評点:4
RSI
一時90近くまで上昇、まだ80台であり、強い買われ過ぎサインが出ている。
評点:1
評点
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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