SBIホールディングスは年内に、Web3やフィンテック、AI(人工知能)などのスタートアップに投資するファンドの運用を始める。日経新聞が8日伝えた。大手金融機関が出資し、1000億円規模になるようだ。
日本のWeb3は、規制の整備が進み、海外からも注目を集めているが、さらに追い風が吹きそうだ。
三井住友銀行やみずほ銀行、日本生命保険、大和証券グループ本社などがすでに出資を決め、現時点で合計500億円超にのぼっているという。2024年6月までに1000億円程度を集め、投資先は150〜200社になるとしている。
日本のWeb3の状況については、多くの関係者が「追い風が吹いている」と述べながらも、同時に、このタイミングでマスアダプションに向けた動きが本格化しなければ、次のチャンスはないとの危機感もある。
「暗号資産の冬」は終わったとの声も聞かれ、相場もやや回復傾向にある。2024年にはビットコイン半減期も控えている。
報道によると、ファンドには大手銀行だけでなく、地方の金融機関も出資予定。Web3を活用した地域創生、地域活性化がDAOの規制整備と合わせて、2024年の1つのテーマになるかもしれない。
|CoinDesk JAPAN編集部
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