世界最大の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)はイーサリアム(ETH)ETFを申請。暗号資産への関与をさらに強めようとしている。
ニュースを受けて、イーサリアム価格は2100ドル付近まで上昇。その後、やや下落したが24時間で約9%上昇となっている。
申請は、ブラックロックがETFの上場を予定している米ナスダック(Nasdaq)の提出書類で判明した。11月9日、デラウェア州に「iShares Ethereum Trust」が登録されていた。iSharesは、ブラックロックのETF部門の名称だ。
ブラックロックはすでにビットコインETFを申請し、市場に大きな影響を与えている。同社のラリー・フィンクCEOは、以前の暗号資産に懐疑的な見解を覆し、暗号資産を声高に支持するようになっている。
提出書類によると、米暗号資産取引所コインベース(Coinbase)がイーサリアムのカストディを担当する。
Key language in Nasdaq/iShares spot ether ETF filing…
— Nate Geraci (@NateGeraci) November 9, 2023
Grayscale court win + SEC approval of ether futures ETFs should = spot ether ETF approval https://t.co/IUO0wixNCR pic.twitter.com/TclQyOfWjx
ブラックロックはまた、コインベースと市場監視協定を締結している。監視協定は、米証券取引委員会(SEC)がこうしたETFを承認するための鍵となるようだ。
|翻訳:CoinDesk JAPAN編集部
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