ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」とは?──市民X「謎の天才 サトシ・ナカモト 完全版」今日26日、NHK BS1 午後9時から

ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」は、ビットコイン(BTC)、さらには暗号資産(仮想通貨)に関心を持つ人たちにとって最大の謎。そして、ビットコインが良い意味でも悪い意味でも、広く多くの人に知られるにつれて、サトシ・ナカモトにも広く関心が集まっている。

世界最古、世界最大の暗号資産ビットコインを作ったのは、日本人だったのか? どのような人物だったのか?

NHKは「正体不明、動機不明の謎の人物「市民X」が社会を揺り動かした出来事の真相に迫る不定期特番の新シリーズ」の記念すべき第1回で、ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」を取り上げ、NHK総合で11月13日夜10時から放送した。

さらに「総合版」は44分の番組だったが、今日26日午後9時からBS1では99分の「完全版」が放送される。

放映にあたり、サトシ・ナカモトに関連する記事をまとめた。


サトシ・ナカモトとは? 正体不明のビットコイン開発者の正体に迫る

現在最も有名な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインにおいて、最小の通貨単位を1 Satoshi(0.00000001 BTC)と表記する。これはビットコインの開発者とされており、2008年にインターネット上でビットコインに関する論文を発表したサトシ・ナカモトが由来である。…続きを読む

サトシ・ナカモトのメールが投げかける新たな謎

サトシ・ナカモトのメールが投げかける新たな謎

ビットコインの匿名の生みの親、サトシ・ナカモトと故ハル・フィニー(Hal Finney)氏の間でやり取りされたメールが新たに公開され、ビットコインの誕生をめぐるミステリーはさらに謎を深めている。

3通のメールは、ビットコインの将来がまだ不確実だった初期の時代のもの。ビットコインが誕生した時、サトシが初期の支援者たちといかに密接に連携していたのかを示している。…続きを読む

初のビットコイン取引から14年:ハル・フィニー氏を偲んで

ビットコイン(BTC)取引が初めて実行されてから、14年が経った。2009年1月12日、ビットコインの生みの親サトシ・ナカモトは、高名な暗号技術者でコンピューターサイエンティストのハル・フィニー(Hal Finney)氏に10BTCを送った。この試験的取引はBTCに価格がつく前に行われたもので、世界初の暗号資産ネットワークが実現した多くのピア・ツー・ピア送金の先駆となった。…続きを読む

ピザを10年前に1万ビットコインで買った男がいま思うこと【インタビュー】

ピザを10年前に1万ビットコインで買った男がいま思うこと【インタビュー】

あなたが画期的なテクノロジー企業の株式を持っていたとしよう。その企業の成長をサポートするために、どれだけの株式を手放すことができるだろうか? スタートアップ企業の創業者は、資金調達の際、常にこうした計算を行っている。およそ10年前、1人の開発者がビットコインでこの計算を行った。…続きを読む

88年前に金が没収された4月5日はサトシ・ナカモトの誕生日【オピニオン】

決済システムとしてのビットコインについて、私は短期的には疑問視している。にもかかわらず2週間前の4月5日は、なぜビットコインには価値があるのかを思い出させてくれた。

88年前の1933年4月5日、フランクリン・ルーズベルト大統領は、金(ゴールド)の保有を禁止する大統領令6102号に署名した。ウィキペディアによると、アメリカ人は「保有している金貨、金地金、金証券をわずかな量を除いてすべて」ドルと引き換えに強制的に没収され、違反した場合は多額の罰金や懲役が課された。…続きを読む

Bitcoin Pizza Day、おめでとう!──1万ビットコインでピザ2枚を購入した日

Bitcoin Pizza Day、おめでとう!──1万ビットコインでピザ2枚を購入した日

Bitcoin Pizza Day、おめでとう!

2010年5月22日、ラズロ・ハニエツ(Laszlo Hanyecz)は1万ビットコイン(BTC)をジェレミー・スターディヴァント(Jeremy Sturdivant)に支払い、自宅に配達された2枚のパパ・ジョンズ・ピザ(Papa John’s Pizza)を受け取った。

この取引は、ビットコインを使った初めての商取引と考えられ、5月22日は「Bitcoin Pizza Day」とされている。…続きを読む

2009年にマイニングされたビットコインが初めて移動、サトシ・ナカモト? と話題に

2009年にマイニングされたビットコインが初めて移動、サトシ・ナカモト? と話題に

ビットコイン市場は5月20日、ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」が送金したかもしれないというTwitterボット(自動プログラム)の投稿を受け、7%以上下落した。

だが、実際にサトシ・ナカモトであることを裏付けるものはほとんどない。…続きを読む

詐欺師たちにとっては厳しい1カ月であった。

ノルウェーの裁判所は20日、実業家クレイグ・ライト(Craig Wright)氏がビットコインの生みの親サトシ・ナカモトだと主張している件に関連して、ビットコインに特化した雑誌『Citadel21』の編集を担当するビットコイナー、マグナス・グラナス(Magnus Granath)氏(別名:Hodlonaut)側を勝訴とする判決を下した。…続きを読む

「そうです、私がサトシ・ナカモトです」数千億円の示談に向かう、自称ビットコインの生みの親

「そうです、私がサトシ・ナカモトです」数千億円の示談に向かう、自称ビットコインの生みの親

ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」を自称して物議を醸すオーストラリアの起業家クレイグ・ライト(Craig Wright)氏は、裁判の示談に向けて動いている。同氏は数十億ドル相当のビットコイン(BTC)を負担することになると見込まれる。…続きを読む

ビットコイン・ホワイトペーパーから15年、ウォール街がビットコインを飲み込む?

ビットコイン・ホワイトペーパーから15年、ウォール街がビットコインを飲み込む?

当時注意を払っていた人なら言うまでもないことだが、そうでない人のために──2008年10月下旬、マネー、市場、金融は信じられないほどひどい状態だった。

リーマン・ブラザーズに代表される大企業が破綻したり、救済を必要としていた。他にも多くの企業が瀬戸際にあり、株式市場は暴落。政府と中央銀行は大惨事を食い止めようとしていた。私はブルームバーグ・ニュースで大惨事の取材に没頭しており、よく眠れていなかった。…続きを読む

15年前、ビットコインが生まれた夏の話──2008年、ホワイトペーパー発表

15年前、ビットコインが生まれた夏の話──2008年、ホワイトペーパー発表

2008年8月18日から10月31日まで、サトシ・ナカモトは慌ただしい数カ月を過ごしたに違いない。この夏、ナカモトはドメイン名「bitcoin.org」を登録。今ではよく知られる匿名の暗号技術専門家が、おそらく自分は何かを掴みかけているかもしれないと気づいたことを示していた。…続きを読む

|文・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock
※編集部より:放映に合わせてタイトル、本文を一部修正しました。