ヨーロッパ最大級の資産運用会社コインシェアーズ(CoinShares)は、米投資会社ヴァルキリー・インベストメンツ(Valkyrie Investments)のETF(上場投資信託)部門の買収に向けて独占オプションを確保したと発表。米証券取引委員会(SEC)がもうすぐビットコインETFを承認すると見られるなか、アメリカでの足掛かりを確保しつつある。
英ジャージー島(イギリスとフランスの間にある島)に拠点を置き、ナスダック・ストックホルムに上場している同社によると、オプションの期限は3月31日。オプション契約の金額、つまり買収に踏み切った場合の金額は明らかにしていない。
ヨーロッパでは、暗号資産ETFはすでに取引されている。アメリカではまだ暗号資産現物ETFは実現していないが、ビットコインETFへの期待が高まっている。
「市場の進化におけるこの違いは、困難と大きなチャンスの双方をもたらす」「ヴァルキリーの買収オプションは、アメリカ市場への進出とデジタル資産運用の専門性をグローバルに展開することを加速させる」とコインシェアーズのCEO、ジャン=マリー・モネッティ(Jean-Marie Mognetti)氏は声明で述べた。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN
|画像:コインシェアーズのジャン=マリー・モネッティ(Jean-Marie Mognetti)CEO
|原文:CoinShares Secures Option to Buy Valkyrie’s ETF Unit