価格データ用オラクルネットワークのPythで来週、ネイティブトークンPYTHのエアドロップが行われ、2億5500万PYTHがウォレット9万個に付与される。
Pythネットワークはチェーンリンク(Chainlink)などと競合するもので、データをスマートコントラクトやクライアントに中継するために、取引所やトレード会社、機関から一次ソースの価格データを収集する。
エアドロップは11月20日から
PYTHの当初の循環供給量は15億PYTHで、総供給量の85%は6カ月から42カ月の間ロックされる。
エアドロップ請求は11月20日の協定世界時(UTC)14:00から可能になり、期間は90日。
エアドロップを受け取る資格を持つのは、Pythのデータを使用するDapps(分散型アプリケーション)を利用した人やPythネットワークのソーシャルメディアチャネルと関わった活発なコミュニティメンバー。
チェーンリンクとの違いは一次ソース
チェーンリンクネットワークは現在価格データ用オラクル部門を独占しており、DefiLlamaによると、オラクルを利用しているプロトコル等の預かり資産(Total Value Locked:TVL)の合計である総保全資産(Total Value Secured:TVS)が147億ドル(約2兆2050億円、1ドル150円換算)で45%の市場シェアを占めている。これに対し、Pythは120のプロトコルの合計でTVSは15億7000万ドル。
Pythのブログ投稿によると、CoinMarketCapのようなアグリゲータを使用するチェーンリンクとは異なり、Pythは一次ソースを使用しているという。
OKXやHTXなど一部の取引所は、11月20日からPYTHを上場させると発表した。
|翻訳・編集:林理南
|画像:ian dooley/Unsplash
|原文:255M Pyth Tokens to Be Airdropped to 90K Wallets Next Week