キャシー・ウッド（Cathie Wood）氏のアーク・インベスト（ARK Invest）は先週、グレースケール・ビットコイン・トラスト（GBTC）をさらに売却し、16万3722ユニットをオフロードして終値で502万ドル（約7億5300万円、1ドル＝150円換算）を稼ぎ出した。一方、この投資ビークルの原資産に対する割引率はここ2年以上で最低水準にまで縮小した。
この売却により、次世代インターネットETF（ARKW）が11月に売却したのは合計57万9077ユニットとなり、売却日の終値に基づけば約1690万ドル（約25億3500万円）の利益を得たことになる。
アーク・インベストは、暗号資産（仮想通貨）が下落傾向にあるときに買い増しし、強気になったときに売却して利益を確保することが多い。
11月24日にはGBTCのディスカウント率が8.6％に縮小し、2021年7月以来の低水準となったが、これはビットコイン現物上場投資信託（ETF）がアメリカで承認されるだろうという楽観的な見方が高まっていることを示している。アナリストらは、このセンチメントの改善はグレイスケール（Grayscale）とアメリカ証券取引委員会（SEC）との信託をスポットETFに変えるための協議のおかげだと考えている。昨年12月には割引率がほぼ50％という過去最低を記録していた。
｜翻訳：CoinDesk JAPAN
｜編集：井上俊彦
｜画像：アーク・インベストメントのキャシー・ウッドCEO（Danny Nelson/CoinDesk）
｜原文：ARK Invest Sold $5M Worth of Grayscale Bitcoin Trust Shares Last Week
