ソラナがレイヤー1トークンの上昇をリード──ビットコインは3万8000ドル超え

ビットコイン(BTC)は、今週初めにスポット上場投資信託(ETF)の承認にまつわる期待が復活し、伝統的市場のウォッチャーが金利引き下げを予想したため、11月29日のアジア時間早くに3万8000ドルを突破した。

ソラナ(SOL)は、レイヤー1ブロックチェーンの中で上昇をリードし、過去24時間で約8%上昇し、先週からの損失を挽回した。アバランチ(AVAX)は6.6%上昇し、カルダノ(ADA)とトロン(TRX)は5%以上上昇した。

暗号資産(仮想通貨)市場を広範に追跡する指数であるコインデスク・マーケット・インデックス(CMI)は2.5%以上上昇した。

ビットコインは3万8000ドルの大台を突破した。(CoinDesk)

アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のクリス・ウォーラー(Chris Waller)理事は、最近のデータが経済の減速を示唆し、インフレの緩やかさが続いていることから、現在の政策が「適切な場所」にあることを示したと述べ、ビットコインは28日遅くに上昇し始めた。

ウォーラー理事はまた、インフレ率が低下し続けるのであれば、数カ月以内に利下げを行う十分な論拠になるとも述べた。

金利決定は市場を動かす傾向がある。金利が上昇すると、投資家が利益を得るために債券に投資する可能性があるため、通常、株式や暗号資産などのリスク資産が打撃を受けることになる。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:CoinDesk
|原文:Solana Leads Layer-1 Token Gains as Bitcoin Crosses $38K