ブロックチェーンデータソリューション、セレスティア(Celestia)のネイティブトークンであるTIAは、12日に過去最高値の12.35ドルに急騰した。セレスティアのデータ可用性レイヤーがポリゴン(Polygon)のチェーン開発キット(CDK)に統合されることをトレーダーが期待したためだ。
ポリゴンは正式発表前にXで統合をほのめかし、「準備を整えろ、モジュラーコミュニティ」と投稿。TIAは10.36ドルから12.35ドルに上昇した。
TIAは、6週間前に2.31ドルで取引開始して以来、現在473%以上上昇している。CoinMarketCapによると、TIAの総供給量のわずか15%しか流通していないため、完全希薄化価値(FDV)は現在121億ドル(約1兆7545億円、1ドル145円換算)となっている。
エアドロップへの期待も
TIA保有者の一部は、今月ソラナ(Solana)ブロックチェーンのJitoとMarinadeがユーザーにトークンで報酬を与えたのと似た方法で、セレスティアに統合されたプロジェクトがトークンのエアドロップを行うのではないかとも憶測している。
エアドロップに詳しいCC2VenturesはXで、「セレスティア上には注目度の高いプロジェクトが多数あり、そのかなりの部分がマインドシェアとマーケティング目的でTIA保有者に対してエアドロップを行う可能性が高い」と投稿した。
TIAの台頭にもかかわらず、セレスティアブロックチェーンのオンチェーン活動は依然として低迷している。セレスティアが10月31日に稼働して以来、87万2700件のトランザクション(取引)があり、そのうち36万2000件は過去30日間に行われたものだ。月次移動平均は約1万2000件となっている。
比較すると、Arbiscanのデータでは、別のモジュラーブロックチェーンであるアービトラム(Arbitrum)の過去1週間の日次トランザクション数は60万0000件から80万0000件となっている。
|翻訳・編集:林理南
|画像:TradingView
|原文:Celestia, Blockchain Data Solution, Sees TIA Token Surge as Polygon Plan Announced