犬をテーマにしたミームコインが、ソラナ(Solana)のスマートフォン「Saga」の売れ行きを復活させたようだ。
オンラインマーケットプレイスのイーベイ(eBay)では、いくつかのSagaが1台あたり2000ドル(約29万円、1ドル=140円換算)以上で販売されている。これらの携帯電話のほとんどは「新品未開封」として出品されており、出品者は主にアメリカ人だ。
中には5000ドル(約72万5000円)という高値で取引されたものもあるとThe Blockが報じている。
一部の裁定取引トレーダーが、スマホ所有者全員に配布される3000万BONKのエアドロップを狙っていたようで、ソラナのSagaの売上は先週回復した。このエアドロップは、599ドル(約8万4000円)のスマホに対して、先週のピーク時には700ドル(約9万8000円)以上の価値があった。
11月初め、犬をテーマにしたBONKはブロックチェーンユーザーの間で急速に人気を集め、ある日は24時間の間に110%もの急上昇を見せ、30日間の上昇率は700%以上にまで伸びた。
その結果、失望的な売れ行きで先行きが不安視されていたSagaの運命が好転したようだ。
「それが5万台を販売するのに十分な魅力があるかどうかについては、まだよくわかっていない」とソラナの共同創設者のアナトリー・ヤコヴェンコ(Anatoly Yakovenko)氏は当時のインタビューで語っていた。 「開発者がアプリケーションをリリースせざるを得なくなるように感じるには、2万5000台から5万台が必要だと思う」。
このスマートフォンは今年初めに初めて発売され、8月には価格が1000ドル(約14万円)から599ドルに値下げされた。
その後、Sagaはアメリカと欧州連合(EU)で完売したと、ソラナの共同創設者のラージ・ゴカール(Raj Gokal)氏が12月15日、X(旧Twitter)に投稿した。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
|原文:BONK’s Surge Send Prices of Solana Saga Phone Flying to $2K