ソラナとアバランチのミームコイン熱は続く──ビットコインは一時4万3000ドル台に

ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、インジェクティブ(INJ)は、ミームコインへの熱狂がこれらのネットワークで3週に渡って拡大を継続したため、過去24時間で20%も急騰した。

SOLは8%急騰し、AVAXは約12%上昇した後、値を戻した。ソラナでは犬をテーマにしたトークンのdogwifhat(WIF)とBONKがトレンドとなり、アバランチでは鶏をテーマにしたCoq Inu(COQ)がミームコインのストーリーをリードし、過去24時間で40%以上急騰した。

アバランチベースのCOQがミームコインの上昇をリードしている。(DEXTools)

トレーダーは、イーサリアムよりも取引手数料がはるかに安く、スピードが速い、これらのネットワークをますます好むようになっている。ソラナの取引コストは1セント未満で、所要時間は数秒だが、イーサリアムは手数料が最低でも15ドル、所要時間は最大で1分かかる。

データによると、ソラナとアバランチのネットワークの取引量は過去1カ月で2倍以上に増え、アクティブなウォレットや新規ユーザーも増加した。

一方、ビットコイン(BTC)は、伝統的な金融会社であるブラックロック(BlackRock)が規制当局からのフィードバックを受けてスポット上場投資信託(ETF)の提案を修正したことで、上場の期待が高まり、一時4万3000ドルを超えた。

一部の取引会社は、最近の市場の動きは短期的には市場調整の兆候を示さないと述べた。調整とは一般的に10%から20%の下落を指す。

「ビットコインは日中チャートでダブルボトムを形成しており、この動きは調整のムードが実現に至っていないことを示している」とFxProのシニア・マーケットアナリストのアレックス・カプチケヴィッチ(Alex Kuptsikevich)氏は述べた。

「一方、19日のピークは先週14日のピークに近く、ビットコインはレンジ内にとどまっている。ビットコインネットワークの平均手数料は37ドルを超え、年初来高値を更新した。この成長は、Ordinalsにおける新たな活動の波に後押しされたもので、ブロックチェーンのスペースに対する需要が高まり、その結果、BTCの需要が増加した」とカプチケヴィッチ氏は述べた。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
|原文:Solana, Avalanche Meme Coin Fever Continues as Bitcoin Nears $43K