12月18日、ブラックロック(BlackRock)は規制当局の希望に沿うために修正したスポット型ビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)の提案を提出し、アメリカで初の承認を獲得する可能性が高まったと思われる。
最新の提案では、ブラックロックのETFは、アメリカ証券取引委員会(SEC)が好むモデルである現金による償還のメカニズムを特徴としている。 世界最大の資産運用会社である同社は、早ければ1月にもSECが多数のスポットビットコインETF申請を承認する可能性があるとの憶測のなか、提案を更新した最新の企業だ。
ブラックロックは11月、iシェアーズ・ブロックチェーン・アンド・テックETFを初めて申請し、現物償還モデルを提案した。
しかし、SECはこの提案を精査し、投資家の安全性と市場操作に関する懸念を提起した。ETFは通常、2種類の償還・設定メカニズムを備えている。現物または現金である。
現物償還の仕組みは、多くの投資会社が投資家にとってより魅力的であると言っており、ETFの保有するビットコインと交換することができる。現金償還は、SECがより安全で利用しやすい償還オプションとみなしているもので、ユニットを同等の現金価値と交換する。
ブラックロックは、現物償還が承認されるまで現金償還を行うことに同意した数社のうちの最新の会社だ。これまでに十数社がETFを申請している。アーク21シェアーズ(Ark 21shares)も同様の変更を加えた修正提案を公表している。
SECはグレイスケール(Grayscale)、アーク21シェアーズ、Vaneck、HashdexのETF申請に対する決定を延期した。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:BlackRock Revises Spot Bitcoin ETF Proposal Ahead of Rumored SEC Approvals