柴犬(Shiba Inu)ネットワークの開発者らは、インターネットドメイン会社D3と提携して、身元証明に重点を置いたプロジェクトの推進の一環として、インターネットドメインの一種であるトップレベルドメイン「.shib」の提供を開始する予定。
柴犬ネットワークの代表者らはテレグラムチャットでCoinDeskに対し、トップレベルドメイン「.shib」の申請に関してD3と提携しており、次の申請期間中にインターネットドメインのグローバルデータベースであるICANNに対して申請を行う予定だと明らかにした。
インターネットドメイン申請はすべてICANNによって通過および精査され、その所有者には「.xyz」や「.app」などの特定のサフィックス内のすべてのドメインを販売する権利が与えられる。暗号資産ドメインはこれをさらに一歩進め、ウォレットの所有者をブロックチェーンアプリケーションで身元証明として使用できるドメイン名に紐づけるが、ブラウザ、電子メール、モバイルデバイスを介してインターネット全体で機能するわけではない。
本物のトップレベルドメイン「.shib」を申請することで、柴犬ネットワークは独自のDNS名前空間を持つ初のWeb3ネットワークの1つになることを期待している。
柴犬ネットワークの主任開発者であるシャトシ・クサマ(Shytoshi Kusama)氏は、「D3との提携により、我々は既存の柴アーミー(ShibArmy)の外に拡大することができ、50億人を超えるインターネットユーザーが柴犬コイン(SHIB)のエコシステムに直接アクセスできるようになる」と説明。「本物のドメインを柴犬コインに導入することは一大事であり、我々の分散型エコシステム内でのデジタル身分証明に向けたビジョンを拡大しながら、エコシステム内での長期的な収益創出を推進する」と述べた。
柴犬ネットワークの既存のShib Name Service(SNS)はD3のインフラに移行する。SNSは、柴犬ネットワークとレイヤー2ネットワークであるシバリウム(Shibarium)上に構築されたすべてのプロダクトにデジタル身分証明を導入する手段として機能するもので、11月にリリースされていた。
|翻訳・編集:林理南
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|原文:Shiba Inu Could Soon Offer SHIB Holders a ‘.shib’ Internet Domain