ソラナ(SOL)は、ブロックチェーンの迅速な取引、安価な手数料、ミームコイン発行の投機的な魅力などの宣伝が続く中、12月22日に100ドルに近づいた。
指標によると、ソラナはおそらくオンチェーン・トレーダーの間で最も強い人気を誇っており、取引高とネットワーク手数料は7日連続で通常最も高いイーサリアムを上回っている。
ソラナのアプリケーションにロックされた価値は、11月の4億ドル(約560億円、1ドル=140円換算)から13億ドル(約1820億円)相当に上昇し、2022年7月の水準に達した。
これらの要因によって、SOLの年初来の上昇率は830%以上に拡大し、中でも過去2カ月間に最も大きな上昇が見られた。数十億ドル相当のSOLを保有していた暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの破産管財人からの大きな売り圧力がある中でも、買い圧力は持続している。CoinDesk Indicesのデータによると、ヨーロッパ時間の午前中には94ドル前後で取引されていた。
犬をテーマにしたBONKは、11月下旬に1000%以上の急騰で注目を集めた。これに触発され、dogwifhat(WIF)のようなミームコインが続々と登場し、初期の購入者に短期間で1万%以上の利益をもたらしている。
WIFは過去24時間だけでも時価総額をさらに35%増加させ、Xの暗号資産サークルで大きな宣伝が行われる中、その勢いは止まる気配がない。
データによると、数千ものミームコインが日和見主義的な開発者によって発行されている。これらのほとんどは、時価総額が非常に低い状態から数百万ドルにまで上昇している。
一方、一部のアナリストは、トークン成長の原動力が個人投資家の関心である可能性を指摘し、SOLのアウトパフォームは今後も続くと予想している。
「ソラナは、ほとんどの主要な競合他社よりも着実に回復しており、コミュニティにおけるソラナへの大きな関心を示しており、今後数カ月は市場を上回るパフォーマンスを維持することが約束されている。ソラナに関するグーグル検索は、過去2カ月で250%急増した」とFxProのシニア・マーケットアナリストのアレックス・カプチケヴィッチ(Alex Kuptsikevich)氏は、米CoinDeskへの22日のメモで述べた。「ユーザーの関心の大きさは、資産の爆発的な成長と関連するミームコインの価格上昇と一致している」。
「ソラナブロックチェーンは、新しいプロトコルと関連するエアドロップを背景に力強く成長し続けている」とカプチケヴィッチ氏は付け加え、過去数週間のソラナユーザーへのBONK、アクセスのACS、JitoのJTOのエアドロップについて言及している。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:Solana Nears $100 as Meme Coin Frenzy Continues to Drive Rally