ビットコインETF、83%が「1月15日までに承認」を支持

ビットコイン(BTC)は今月末に予想されるアメリカのスポットビットコイン上場投資信託(ETF)の承認に関するアナリストの見解が報道されたことで1月3日に7%下落し、最大の暗号資産(仮想通貨)を追跡する高レバレッジの先物の急落の原因となった。

プロのアナリストたちは、1月15日までに行われると予想される承認が市場に与える影響については、依然としてまちまちな意見だが、予測市場のPolymarketを使用してそれに賭けている暗号資産コミュニティの人々と同様に、彼らはアメリカ証券取引委員会(SEC)から肯定的な決定が得られると予測している。

「ETF否定派は暗号資産のフラットアース派(地球が平らだと信じる人々)だ」と、肯定的な決定に対して2800の「Yes」を購入したこのプラットフォームのあるユーザーは書いている。

Polymarketでは、スポーツ、政治、ポップカルチャーなどのトピックに賭けることができる。価格は、ある出来事が起こる現在の確率を表し、0ドルから99セントまでの範囲だ。 ベットが終了すると1ドルになる。

人気のあるマーケットのひとつは、「Bitcoin ETF approved by Jan 15?(ビットコインETFは1月15日までに承認されるか?)」 というベットで、数百人のユーザーから100万ドル近い金額を集めている。

「アメリカ東部時間の2024年1月15日午後11時59分59秒までにビットコインETFがSECから承認された場合、このマーケットは『Yes』、そうでない場合は『No』になる」と賭けの条件には記載されている。「この賭けの主な情報ソースはSECだが、信頼できる報道のコンセンサスを使用することもできるだろう」。

ビットコインETF承認に関する賭けが盛り上がっている。(Polymarket)

ベットの83%以上が「Yes」で、アナリストが示した「90%の確率」に近い。

Polymarketのユーザーコメントによると、この決定に反対する賭けをする人も、ETFがいずれ承認されると予想しているが期限までに承認されないと考えているようだ。

数十億のビットコインの取引の行方がETFの決定にかかっており、近年で最も影響力のある事柄の一つになっている。データによると、ビットコインに対する強気ベットの資金調達率は今週初めに過去最高を記録しており、関連コストに関係なく資産へのエクスポージャーを得たいという意欲が高まっていることを示している。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Polymarket
|原文:‘Deniers Are Crypto’s Flat Earthers’ as Markets Flash 83% Odds of Bitcoin ETF Approval