分散型ベッティングプラットフォームのポリマーケット(Polymarket)は、アメリカ証券取引委員会(SEC)が1月10日に複数のスポット型ビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)を承認した際に、570万ドル(約8億2650万円、1ドル=145円換算)の取引高を記録した。
ポリマーケットがXで共有したデータによると、12月の1日平均30万ドル(約4350万円)から大きく増加し、390万ドル(約5億6550万円)の取引高を記録した大手NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)をも上回った。
ベンチャー企業1confirmationのリチャード・チェン(Richard Chen)氏は「ビットコインETF承認の予測市場は過小評価されていたか。ポリマーケットは今日、オープンシーよりも取引高が多かった」と投稿した。
2020年のオープン以来、ポリマーケットは投資家がスポットETF承認のようなバイナリーイベントの結果に賭けることを可能にしてきた。
先月、同プラットフォームは「1月15日までにビットコインETFが承認される」という賭けを掲載していたが、SECがETFを承認した10日にベットは終了となった。トレーダーは期間中に1200万ドル(約17億4000万円)以上を賭け、一部の参加者は否決の可能性に対するヘッジとして「No」側を購入していた。
取引高以外の主要なパフォーマンス指標もペースを上げており、プラットフォーム上のアクティブ ユーザー数は10日には1258人に急増した。 現在の月間アクティブユーザー数は2754人で、2022年4月以来最高となっている。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Dune Analytics
|原文:Bitcoin ETF Frenzy Brings Windfall Volume to Decentralized Predictions Platform Polymarket