スイス金融大手のUBSは、ビットコインETF取引を希望する一部顧客に対して、一定の条件付きで取引を認めることが、この件に詳しい関係者の話で判明した。ただし、リスク許容度の低い口座は購入できないようだ。
UBSの広報担当者はコメントを控えた。
一方、シティグループは「ビットコインETFへのアクセスを機関投資家顧客に提供している」と広報担当者が11日、CoinDeskに語った。同行は「個人の富裕層顧客向けに商品(ビットコインETF)を評価している」。
1月10日に承認されたビットコインETFは、翌11日に取引がスタート、数十億ドル相当が取引され、大きな盛り上がりを見せた。
資産運用大手のバンガードは11日、ビットコインETF取引を顧客に許可しないと発表した。伝聞レベルでは、UBSとシティもバンガードと同様に顧客に取引を許可しないのではないかと言われていた。
伝統的金融(TradFi)業界では、ブラックロック、フィデリティ、インベスコなどの大手がビットコインETFを提供している。また、米証券大手チャールズ・シュワブも、顧客はビットコインETFの取引が可能であることをCoinDeskに認めている。
ETF購入は、ビットコインそのものを購入するよりも簡単なため、ビットコインETFはビットコインの投資家層を劇的に広げるだろうと楽観論者は見ている。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock