銀は数十億年前から存在していた。ビットコインの歴史はまだ15年だが、アメリカのETF(上場投資信託)市場ですでに大きな存在となっている。
ビットコインETFは先週、米証券取引委員会(SEC)が承認した時点で運用資産残高が銀ETFを上回っていた。コモディティに特化したアメリカのETFの中で、ビットコインETFを上回るのは金ETFだけだ。
CoinDeskがまとめたデータによると、既存のグレイスケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust)がETFに転換したことで、ビットコインETFは市場デビューの時点から運用資産残高は300億ドル近くにのぼった。etfdb.comによると、銀ETFの運用資産座中は約110億ドル。一方、金ETFは約950億ドル。
「これは私の短期予想をはるかに上回り、ビットコインの準備資産としての役割と、金融市場でのビットコインへのエクスポージャー需要の素晴らしい実証だ」と、アーク・インベスト(Ark Invest)と提携してビットコインETFを開始した21シェアーズ(21Shares)の共同創業者オフィーリア・スナイダー(Ophelia Snyder)はXに投稿した。
ビットコインETFの登場は、暗号資産(仮想通貨)コミュニティのみならず、ETFにとっても歴史的な出来事となった。取引開始後の3日間で約8億9400万ドルの資金純増となり、他のほとんどの新規ETFの資金流入額を大きく上回った。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
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|画像:Bitcoin Instantly Topped Silver in ETF Market and Trails Only Gold Among Commodities