最近ローンチされた上場投資信託(ETF)に関連した機関投資家の売りがビットコイン(BTC)価格を圧迫し、主要トークンは1月23日も下落を続け、過去1週間で一部のトークンは20%以上下落した。
過去24時間でソラナ(SOL)は7%下落、アバランチ(AVAX)は9%下落し、12月に両エコシステムがミームコイン主導で復活し、トークン価格が当時の年初来高値を記録したことによる利益を吐き出した。
2つのネットワークの最も人気のあるトークンの一部はさらに下落した。 ソラナの代表的なミームトークンであるBONKは10%下落し、アバランチベースの分散型取引所(DEX)のTrader JoeのトークンであるJOEは12%下落した。
ドージコイン(DOGE)は6セントで取引され、Xの決済で採用されるという憶測によって、9セントまで上昇した週末の動きを完全に後退させた。
コインデスク20(CoinDesk 20:時価総額上位のトークンを追跡する流動性指数)は4%下落し、暗号資産(仮想通貨)市場全体がおしなべて下落していることを示した。
数少ない上昇を見せたトークンは、復活への期待に支えられたFTXのFTTと、今後の製品ローンチを控え、この1週間でXの市場インフルエンサーに買い占められたUma NetworkのUMAだった。
一方、暗号資産取引所ビットフィネックス(Bitfinex)のアナリストは23日のメモで、最近のビットコイン価格の低迷は短期投資家の利益を一掃し、実現損失のレベルが増加し、市場の下落に拍車をかけたと述べた。
「4万3000ドル以下で、短期保有者が積み上げた利益の半分以上が帳消しになる。多くの保有者、特にBTCを取得してから1カ月未満の保有者は、現在損失を出して市場から退場している」とビットフィネックスのアナリストは述べている。「短期的な市場変動により鋭敏に反応する傾向がある短期保有者の平均利益がこのように大幅に減少することは、売り圧力や流動性撤退の前兆となり得る」。
ビットフィネックスは、ビットコインが今後数週間のうちに3万8000ドルまで下落すると予想するトレーダーが増加していることを反映し、「市場全体が現在の水準からさらに大幅に価格を調整しても驚くことではない」と付け加えた。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:CryptoQuant
|原文:Solana, Avalanche Tokens Slide as Bitcoin Traders Target Eye Support at $38K