1993年にリリースされたビデオゲーム「DOOM」、ドージコイン(Dogecoin)ネットワーク上で入手・保存できるようになった。これは大量のデータをブロックチェーン上に完全に保存できる比較的新しいプロトコル「Doginals」のおかげだ。
「ÐはDoginals!」。ゲームをドージコインネットワークに載せた開発者@minidogeartは、ローンチの際にこう投稿した。「今、ドージコインブロックチェーンに永遠に刻まれる!」
つまり、Doginals上に展開されたゲームは、すべてのゲームデータがネットワーク上に保存され、そこから取得する。ネットワーク外の他のリソースに頼ることはない。
この一人称視点シューティングゲームは、90年代に流行した最初のコンピューターゲームのひとつだ。@minidogeartによると、このゲームのリリース30周年を記念してDoginalsで展開したという。
2023年5月以降、インスクリプション(Inscription)によって開発者はアートコレクションやゲームをドージコインに載せることができるようになり、ドージコインのエコシステムが犬をテーマにしたミームトークンだけではないことを証明している。
インスクリプションとは、画像、動画、音声、テキストファイルをブロックチェーン上に保存するプロセスのことだ。ドージコインでのインスクリプションは、ビットコインのOrdinalsに準えてDoginalsと呼ばれている。これはブロックチェーンエコシステムの比較的新しい機能だ。
トランザクションが活発化
このような機能は、ブロックチェーン上に繁栄したエコシステムが開かれ、トークンのファンダメンタルズが強化され、需要の高まりに応じて価格の上昇に貢献する可能性がある。5月には、ドージコインのインスクリプションへの人気の高まりで、ネットワーク上のトランザクションが過去最高に達した。
その後、過去数カ月間は活動が冷え込んでいたが、最近になって再び活発化しているようだ。データによると、今月初めの9万トランザクションから、1月23日の時点で42万トランザクションまで増加している。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Minidogeart
|原文:Someone Just Put 90s Darling Game DOOM on Dogecoin