本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は1.8。前回は2.2だが「見た目ほど悪くない」とし「上下どちらにも抜けそう」と申し上げたが、結局、下抜けて売りサインが強まった。足元では11月のレンジの上限と一目の雲の下限に何とかサポートされている。ある意味、ここが最終防衛線とも言えそうで、下抜けると更に売りサインが鮮明となり、半値押しの540万円、200日移動平均線の490万円辺りまで下値余地が広がる。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
新たな下降チャネルを形成、下ひげを付けて570万円まで値を下げたが、実体ベースでは11月のもみ合い兼レンジの上限575万円辺りでサポートされている。ここで下げ止まっても不思議はないが、11月のレンジの下限や9月からの上昇の半値押しとなる540万円辺りまで値を下げても不思議はない。
評点:2
移動平均線
デッドクロス発生、9MAは下向きで、25MAも下向きに転じつつある。200MAは490万円辺りまで調整しても不思議はない。
評点:1
一目均衡表
一時雲の下限を下ひげで下抜けたが、実体ベースでは何とかサポートされている。ここをクリアに下抜けると、3役逆転の強い売りサインが点灯する。
評点:2
ボリンジャーバンド
バンドの下限にワンタッチ、エクスパンション気味で新たな下降トレンドが発生した可能性がある。
評点:2
MACD
デッドクロス発生、両線とも下向き。
評点:1
RSI
40台で方向感なし。
評点:3
評点
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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|編集:coindesk JAPAN
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