ビットコインETFで新たな権力闘争/イーサリアムに上昇の可能性【週末に読みたい厳選10本】

問題は、これら金融機関の参加がビットコイン自体のパワーダイナミクスに影響を与えるかどうかだ。これらの規制を受けた大規模な金融機関が関与し始めることで、検閲への抵抗や分散化に高い価値を置く「ビットコイン・マキシマリスト(至上主義者)」や「ディジェン(全財産を賭けてしまうような恐れを知らない暗号資産トレーダー)」は、ビットコインに対する影響力が低下するのだろうか?

──今週公開したコラムや分析記事、インタビューなどから、週末に読みたいものを厳選。お知らせを含む10本です。

ビットコインETFで、新たな権力闘争が始まる

スイスで開催された世界経済フォーラム、いわゆる「ダボス会議」で、大手金融機関による暗号資産(仮想通貨)コミュニティが存在感を示したことは、この業界に内在する葛藤を浮き彫りにした。

一方では、ビジネス界に受け入れられたいという願望があり、もう一方では、ビジネス界と関わることで、暗号資産のディスラプティブで反抗的な精神が損なわれるのではないかとの懸念がある。…続きを読む

イーサリアム、上昇の可能性──デンクン・アップグレードとETFの可能性が後押し: アナリスト

イーサリアム(ETH)は2023年、ビットコイン(BTC)が新しいスマートコントラクト機能、NFT、現物ETFをめぐる楽観論によって投資家の資金を引き寄せたため、そのパフォーマンスはビットコインを下回った。

アナリストによると、イーサリアムは依然としてNo.1のスマートコントラクト・ブロックチェーンであり、大規模アップグレードが予定されていること、アメリカで現物ベースのETFの次の候補として広く期待されていることから、投資家は今年、イーサリアムを見直す可能性が高いという。…続きを読む

ビットコイン・クジラ: その正体と見分け方【基礎知識】

ビットコイン・クジラは、大量にビットコイン(BTC)を売買することで価格に大きな影響を与え、ビットコイン市場の最も重要な参加者の一部となっている。

ビットコイン・クジラについて、彼らが市場にどのような影響を与えるのか、そしてどうすれば彼らを見分けることができるのか、詳しく見ていこう。…続きを読む

世界を驚かすような事例が生まれる──税制改正、DAOの規制整備でWeb3のエコシステムを回していく:自民党web3PT

第三者が発行した暗号資産(仮想通貨)を保有する企業に対する税制の改正や、世界的に利用ケースが増加している新しいコミュニティ運営形態、「DAO(分散型自律組織)」についてのルール作りとなど、政府・自民党が推し進める「Web3戦略」に注目が集まっている。

このWeb3戦略を策定するうえで、自民党のコア組織として活動しているのが「web3プロジェクトチーム(web3PT)」だ。2024年、日本のWeb3戦略をさらに推進するために、web3PTはどういった取り組みを進めていくのか。web3PT座長の平将明議員、事務局長の川崎ひでと議員に聞いた。…続きを読む

野村のスイス子会社と、英ブレバン・ハワードが「リブレ(Libre)」を始めた理由──巨大資金がオルタナティブ資産に流れ込む

世界の金融取引に、ブロックチェーンをベースにしたトークン化技術とスマートコントラクトを導入して、安価で、自動化された次世代のデジタル金融システムを作ろうとする動きが強まるなか、野村ホールディングスのスイス子会社が、この取り組みをさらに一歩前に進めた。…続きを読む

AIトークン入門編──役割や仕組み、時価総額トップ5を紹介【基礎知識】

AI(人工知能)は多くの業界を変革しているが、暗号資産(仮想通貨)も例外ではない。ブロックチェーンとAIの融合に伴い、AIトークンというユニークな暗号資産が生まれている。

ここでは、AIトークンとは何か、どのように機能するかを解説し、よく知られたAIトークンをいくつか紹介する。…続きを読む

グレイスケールは買収のターゲットか──ビットコインETFの資金獲得競争が激化

ビットコインETFの資金獲得競争は、ブラックロック、フィデリティ、およびその他の金融機関の間で熾烈なものになりつつある。

専門家は、新規参入した各社が大きな成長を考えた場合、「以前から存在する競合」を買収することも考えられると指摘した。そう、グレイスケールだ。…続きを読む

トークン化は、従来と「同じプロセス、同じルール」に従うべきか【ダボス会議】

ダボス会議に触れずに乗り切りたいと思っていた。ダボス会議は重要性を失っているのみならず、年々退屈になっているからだ。

しかし、そうした手厳しい判断は不公平かもしれない。世界のエリートが集まるダボス会議の意図は、究極の「インフルエンサー」たちを招き、意見を述べさせることで、世界的な大問題に取り組むことにあるからだ。…続きを読む

トークン化資産は決済手段になるか

トークン化(トークナイゼーション:tokenization)がメインストリームとなり、さまざまな資産がブロックチェーン上でデジタル的に表現されるようになった世界では、トークン化資産は日常的な決済において法定通貨をリプレースするだろう。

これは、イギリスのデジタルアイデンティティ(DID)と通貨の専門家デビッド・バーチ(David Birch)氏が最近フォーブス(Forbes)で展開した興味深い主張だ。…続きを読む


「Web3川柳コンテスト」受賞作品発表:Xスペースで開催

CoinDesk JAPAN年末年始特別企画「Web3川柳コンテスト」の受賞作品発表を1月29日18時〜19時、Xスペースにて実施します。

当日は、特別審査員8名が参加し、前半で、協賛社賞、最優秀賞・優秀賞を発表。その後、2024年のWeb3の展望についてディスカッションを行います。審査結果はもちろん、業界の第一線で活躍する8人の展望は要注目!…続きを読む

|編集:CoinDesk JAPAN編集部
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