ブラックロック(BlackRock)のiシェアーズ・ビットコインETF(iShares Bitcoin ETF:IBIT)が26日、1月に承認されたビットコイン(BTC)現物ETFの中で、初めて運用資産残高(AUM)が20億ドル(約2960億円、1ドル148円換算)に達した。ただし、クローズドエンド型ファンドからETFに転換した時点でAUMが300億ドル近くに達していたグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)は含まれていない。
IBITは25日、約1億7000万ドルの資金を集め、約4300BTCを購入して、保有高は4万9952BTCとなった。26日朝、ビットコイン価格が4万ドルを回復したため、AUMは20億ドルを超えた。
ETF Storeのプレジデント、ネイト・ジェラーチ(Nate Geraci)氏は、IBITがまもなく、No.1の座を奪う可能性があると見ている。
次に20億ドルの大台を超えるのは、フィデリティのワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(Wise Origin Bitcoin Fund:FBTC)だろう。同ETFは1月25日時点、約4万4000BTCを保有している。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
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