XRP、不正アクセスとの情報で5%下落──共同創業者の個人アカウントがハッキング被害

エックス・アール・ピー(XRP)は、1億1250万ドル相当がハッキングされたのではないかとの憶測から1月31日、5%以上下落した。

その後、リップル(Ripple)の共同創業者でエグゼクティブ・チェアマンであるクリス・ラーセン(Chris Larsen)氏は、自身の「個人的なXRPアカウント」に侵入がハッキングされたが、リップル自体にはハッキングはなかったとX(Twitter)に投稿した。

「我々はすぐに問題を発見し、影響を受けたアドレスを凍結するよう取引所に知らせることができた。法執行機関にすでに連絡済み」とラーセン氏は書いている。

この件は当初、ブロックチェーン上の動きをチェックしているZachXBT氏が指摘、同氏はXRP Legerブロックチェーン上のウォレットから2億1300万XRPが引き出されたとXで述べた。引き出されたXRPはその後、バイナンス(Binance)、クラーケン(Kraken)、OKXなど、複数の暗号資産(仮想通貨)取引所を経て、洗浄された。

CoinMarketCapによると、XRPは時価総額6位の暗号資産であり、決済に特化したブロックチェーンであるXRP Legerのネイティブ暗号資産。XRP Legerは、金融機関に特化したクロスボーダー決済プラットフォーム、RippleNetの基盤でもある。

CoinDeskのデータによると、XRPは当記事執筆時点0.497ドルで取引されている。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:CoinDesk
|原文:Ripple’s XRP Drops 5% After Executive Is Hacked, Sparking Rumors of Network Breach