ソーシャルメディア上では、著名なベンチャーキャピタリストのクリス・バーニスケ(Chris Burniske)氏が、ビットコインはまだ底を打っていないと主張し、2万ドルという低い価格予測を行った。これは、ビットコインが年末までに2万ドルを下回る可能性があると回答した人が3人に1人にのぼった最近のドイツ銀行の調査の結果とも一致する。
──今週公開したコラムや分析記事、インタビューなどから、週末に読みたいものを厳選。10本+お知らせです。
なぜ皆が突然、ビットコインに弱気になったのか
ほぼあらゆる指標において、ビットコイン現物ETFは素晴らしいスタートを切った。しかし、待望のETFの市場デビューは、ビットコイン(BTC)を下落させた。米証券取引委員会(SEC)がETFを承認した1月10日以降、当記事執筆時点でビットコインは約15%下落している。…続きを読む
なぜ、まだ多くの人は「ビットコインは終わる」と考えるのか
「普通の人」と暗号資産(仮想通貨)マニアの間に理解の差があることの証拠がもっと欲しければ、先日、ドイツ銀行が2000人の個人顧客を対象に行った調査結果を見ればよい。
最も驚くべき結果は、回答者の3分の1が年末までにビットコインが2万ドル(約294万円、1ドル147円換算)を下回ると見ていることですらない。…続きを読む
ニューヨーク・タイムズはまだビットコインを理解していない
ニューヨーク・タイムズの金融コラムニスト、ジェフ・ソマー(Jeff Sommer)氏はビットコイン(BTC)ETFが好きではないようだ。だが、笑い者になるのは彼だ。他の人たちは皆、好きなようだから。…続きを読む
イーサリアムETFは不可避──問題はその時期
米証券取引委員会(SEC)がイーサリアムETF(上場投資信託)に乗り気ではないことは驚くことではない。SECは1月24日、ブラックロック(BlackRock)が11月に提出したイーサリアムETF申請についての決定を延期した。…続きを読む
ETF、ビットコインのボラティリティを下げる可能性
ビットコイン(BTC)の成功の重要な要素の1つは、新しい取引インフラと投資商品の出現であり、これらは新しい投資家へのアクセスを可能にする。このトレンドは今、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の登場によってさらに加速している。
流動性プロバイダーやトレーディングデスクの枠を超えて、これらの画期的な変化がビットコインの市場構造をどのように変化させるのかを我々はまったく理解していない。…続きを読む
金融の自由を求めて──答えはステーブルコインではなく、ビットコイン
我々は最近では、テザー(Tether)のUSDTやサークル(Circle)のUSDコイン(USDC)のようなステーブルコインが重要なツールとなっている現実世界でのシナリオを目の当たりにしている。例えばトルコでは、高インフレによって、市民はこれらのデジタル資産を不安定な自国通貨に対するヘッジとして受け入れている。…続きを読む
カーボンクレジットのクリマDAO、日本で取引サービスを4月に開始へ──政府運用の「Jクレジット」に対応
二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスを削減する効果を「カーボンクレジット(排出権)」として発行、取引できる市場が世界中で拡大するなか、カーボンクレジットをブロックチェーン上でトークン化し、ボーダーレスで、透明性の高いデジタル市場を作ろうと、多くのスタートアップが開発を進めている。
その1つが「クリマDAO (KlimaDAO)」だ。…続きを読む
FTX破綻後のチャンスを逃したDeFi、まだ希望はある──2024年は「DeFiの年」
2023年にはDeFi(分散型金融)が輝くはずだった。2022年後半、FTX破綻は中央集権型取引所(CEX)に、銀行取り付け騒ぎに近い事態を引き起こし、DeFiが提供する透明性への逃避を招いた。
しかし、DeFiは準備ができていなかった。…続きを読む
バリデーターの8%をダウンさせたバグ──イーサリアム、大規模な障害の懸念と小さな希望
イーサリアム・ブロックチェーンは、ひどい事態に至らなかったことが大きな話題となる瞬間を経験した。
イーサリアムのクライアント・ソフトウェアNethermind(ブロックチェーンのバリデーターがネットワークとやりとりするために使用)のバグが1月21日、チェーンの主要なオペレーターの大部分を停止させたのである。…続きを読む
生成AIの危うい未来──分散型AIを提唱した暗号資産コミュニティ【ダボス会議】
生成AI競争をリードする企業のリストを見れば、このテクノロジーにおける権力集中リスクと、ブロックチェーンの分散型データ管理モデルがいかにそれを軽減できるかがわかる。
現在AIに参入している企業の中で最も突出した5社は、お馴染みの顔ぶれだ。マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、アップル、メタだ。…続きを読む
「Web3川柳コンテスト」最優秀作品賞は?──協賛社賞、優秀賞も発表
CoinDesk JAPAN年末年始特別企画「Web3川柳コンテスト」の受賞作品が決定! 1月29日、Xスペースで行われた受賞作品発表で、4つの協賛社賞、優秀賞、最優秀賞を発表しました。
応募作品は1300以上。意外な切り口や思いもよらない表現に驚かされたり、感心したり、審査は難しいけれど、楽しいものになりました。8名の特別審査員が頭を悩ませながらも厳正に審査を行い、各賞を決定しました。…続きを読む
|編集:CoinDesk JAPAN編集部
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