イーサリアムが2400ドルを突破──アークと21シェアーズが現物ETF申請を修正

By Krisztian Sandor

2024年 2月 8日 11:31 2024年 2月 8日 11:31

アーク・インベストと21シェアーズがイーサリアム現物ETF（上場投資信託）の書類を修正したことを受け、イーサリアムは2％上昇して2400ドルを超えた。
ブルームバーグ・インテリジェンスのエリック・バルチュナス氏は、今回の更新によってこのETFは規制当局が先月承認したビットコイン現物ETFとより「一致」するようになったと述べた。

資産運用会社のアーク・インベスト（Ark Invest）と21シェアーズ（21Shares）が共同申請していたイーサリアム現物ETF（上場投資信託）の申告書を修正したことを受けて、イーサリアム（ETH）は7日午後に2400ドル（約36万円、1ドル150円換算）を突破。2週間ぶりの高値に達した。

米証券取引委員会（SEC）に提出された最新のS-1書類では、このETFが現金創出・償還メカニズムを備えていることが読み取れる。SECは1月に承認されたビットコイン現物ETFでこのメカニズムを支持していた。

ブルームバーグ・インテリジェンスのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス（Eric Balchunas）氏はX（旧Twitter）で、「最近承認されたビットコイン現物ETFの目論見書と一致するようにする、現金創出やその他の内容のみ更新されたようだ」と指摘した。

この文書には、「一つまたは複数の信頼できる第三者ステーキングプロバイダー」を通じてイーサリアムをステーキングする可能性に関するセクションも追加され、ファンドが保有資産の一部をロックして報酬を獲得する可能性が開かれた。

イーサリアム価格はニュースが出てから1時間以内に2%近く上昇し、1月22日以来初めて2400ドルを突破。過去24時間では2.4%上昇し、暗号資産市場全体のパフォーマンスを示すCoinDesk 20の1.2%上昇やビットコインの0.4%上昇を上回った。