デロイトトーマツグループは、自社で保有しているNFT開発ツールを渡辺創太氏が手がけるアスターネットワーク(Astar Network)およびスターテイル・ラボ(Startale Labs)が提供するブロックチェーン「Astar zkEVM」に拡張し、野球をテーマにしたNFTゲームアプリのプロトタイプを構築した。同社が9日、発表した。
これにより同社は、Astar zkEVMを活用した企業のサービス構築を支援することが可能になったとしている。デロイトトーマツはNFTサービス構築に必要となる基本的なプログラムをAPIとして提供し、効率的なサービス開発をサポートしている。
今回開発したプロトタイプは、野球の打撃練習システム。練習の成績に応じてNFTのエンブレムが付与され、アバターの成長をゲーム感覚で楽しむことができる。将来的には、エンブレムの交換や育てたアバターでチームを作り、対戦できるようになるという。
また今回の開発は、デロイトトーマツが受託した令和5年度 スポーツ産業の成長促進事業「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」によるもの。本事業は、DXやテクノロジーを用いてスポーツデータを活用することで、スポーツをより身近に感じることができる機会の提供や、スポーツの付加価値を高め、新たな収益源となるための実証事業を目的としている。