- Pendleの預け入れ資産の総額がほぼ10億ドルに達した。そのほとんどは過去6カ月以内にロックされたものだ。
- このような関心の高まりは、市場がリキッド再ステーキングトークンを求めていることに起因する。
- Pendleは最近、BNBチェーンと現実世界資産(RWA)のサポートを追加した。
DeFiLlamaのデータによると、取引可能なデジタルトークンの形で利回りを提供する分散型金融(DeFi)プラットフォームのPendleは、預け入れ資産総額(TVL:Total Value Locked)が9億9000万ドル(約1485億円、1ドル=150円換算)に達した。
Pendleは、DeFi投資をプリンシパル・トークン(PT)とイールド・トークン(YT)に分離することで価格発見ツールとして機能し、将来の利回りと元本のオープン市場での取引を可能にし、投資家が将来の利回りを推測して確定できるようにする。
「『リキッド再ステーキングトークン(LRT:Liquid Restaking Tokens)』への関心が、Pendleの最近の成長の主な原動力となっている」とPendleの開発者であるRightSideはテレグラムでのインタビューで語った。
LRTファイナンスは、LRTの発行を通じてステーキングされた資産に流動性を与える新しいDeFi分野であり、ユーザーは元の資産がネットワークサービスを維持するためにロックされている間に報酬を得ることができる。
「PendleはLRTファイナンスの最も初期のパイオニアのひとつで、アイゲンレイヤー(EigenLayer)の利回りとポイントに投機するユニークな提案をユーザーに提供している」とPendleはテレグラムでのインタビューで付け加えた。
最近、PendleはBNBチェーンに進出し、ユーザーが現実世界資産(RWA)を活用できる商品の提供を始めた。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:DeFiLlama
|原文:DeFi Platform Pendle Nears $1B in Total Value Locked