ビットコインが約1カ月ぶりの高値。関連株も市場前取引で上昇
  • コインベースやマイクロストラテジー、マイニング企業のライオットなどの暗号資産関連株は、2月9日の市場前取引ですべて上昇した。
  • ビットコインはアジア取引時間の午前中に約1カ月ぶりに4万6000ドルを突破した。
  • マイニング企業のクリーンスパークは、8日に発表された2023年第3四半期の好決算もあり、20%近く上昇した。

ビットコイン(BTC)が上昇幅を拡大して約1カ月ぶりに4万6000ドルを突破し、一週間の上昇幅を約10%に押し上げる中、9日の市場前取引で暗号資産(仮想通貨)関連の上場企業も健全な上昇を見せた。

ビットコインは過去24時間で4%強上昇し、暗号資産市場全体のパフォーマンスを測定するコインデスク20指数は約2.6%上昇した。

ビットコインマイナーのクリーンスパーク(CleanSpark)は約20%上昇し、関連株をけん引した。同社は8日に第1四半期の利益が2590万ドル(約44億2500万円、1ドル=150円換算)だったと報告した(前年同期は2900万ドル、約43億500万円の損失)。

ライオット・プラットフォーム(Riot Platforms)とマラソン・デジタル(Marathon Digital)もそれぞれ7%と8%上昇した。マイニング株はマイナーが新しいコインに対して得る報酬が50%削減される半減期が目前にあっても、ビットコインへのエクスポージャーを得るためのエントリーポイントを提供していると投資会社のバーンスタインは述べている。

暗号通貨取引所のコインベース(Coinbase)と、バランスシート上に約19万BTCを保有するソフトウェア会社のマイクロストラテジー(MicroStrategy)は、ともに5%台の上昇を見せた。ブラックロック(BlackRock)のビットコイン上場投資信託(ETF)は、ビットコインスポットETFの中で最初に資産20億ドル(約3000億円)に達し、約2.75%上昇した。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Crypto Stocks Rally Pre-Market as Bitcoin Tops $46K