メルカリが、フリマアプリ「メルカリ」上でビットコイン(BTC)を使って買い物ができるサービスを始めた。
メルカリは15日、暗号資産やブロックチェーンに関連するサービスを開発する子会社のメルコインを通じて、商品購入時に利用者が保有しているビットコインを利用できる機能を開始した。利用者は購入時に「ビットコインの使用」をタップするだけで、取引決済を完了することができる。ビットコインの価格は「日本円」で表示される。
ブロックチェーンを基盤技術とするデジタル通貨やデジタル資産に対する世界的な需要が高まるなか、月間利用者数が2200万人を超えるメルカリは昨年、ビットコインを購入・保有できるサービスを始めた。ビットコインの取引サービスの開始から7カ月で、同サービスを利用するユーザーの数は100万人を超えた。15日付けの発表文によると、今回の新機能を通じて、ビットコインを一つの通貨として利用する体験を、メルカリユーザーに広げていくことが目的だ。
これまでは、ビットコインを売却し、メルカリ口座の残高に戻して購入する必要があったが、よりスムーズな購入が可能になる。
「ビットコインをもっと身近に感じてもらい、今後さらに多くのお客さまにご利用いただくためには、ビットコイン取引サービスで保有する人を増やすだけでなく、ビットコインの意味や価値、利便性を理解してもらうことが不可欠だと考えています」とメルコインCEOの中村奎太氏はリリースで述べている。
|文:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:メルコインCEOの中村奎太氏(CoinDesk JAPAN編集部)