スターテイル・ラボは、韓国最大の企業でアジア第2位の時価総額を誇るサムスンのコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)、サムスン・ネクスト(Samsung Next)と、シンガポール3大銀行のひとつであるUOB銀行のCVC、UOB Ventureから5億円を調達した。同社が2月22日に発表した。サムスン・ネクスト、UOB Ventureともに日本人創業者への出資は初めてという。
本調達は、シード追加ラウンドで、2023年9月に実施したソニーネットワークコミュニケーションズからの5億円の出資と合わせて、シードラウンドでの調達額は累計10億円となる。
調達した資金は、Web3プロダクト開発や世界中での人材採用に充てる予定。同社は戦略的にアジアを代表する企業からの資金調達を進め、Web3領域においてアジアを代表するテックカンパニーとなることを目指して事業開発を行うとしている。
CoinDesk JAPANの新年特集で「アジアのパワーを結集して、2024年はアメリカに乗り込み、日本発のイノベーションによってグローバルで成果を出したいと思っています」と語っていた渡辺氏。
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1月には、博報堂、NTTデータなどと連携したWeb3開発支援プログラムを発表、2月には秋元康氏のアイドルプロジェクトと戦略的パートナーシップなど、積極的な動きはまだまだ続きそうだ。
|文:CoinDesk JAPAN編集部
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